令和3年3月28日 第51回高松宮記念(G1) [中央競馬2021]

波乱の決着が目立ってきた上半期の古馬最強スプリンター決定戦
2019年が3連単449万7470円、2020年が3連単21万7720円と、ここ2年はいずれも高額配当決着になった。過去10年の高松宮記念において単勝1番人気の馬のうち、連対したのは2013年1着のロードカナロアと2016年1着のビッグアーサーのみ。前評判の高い馬のほか、大仕事をしそうな伏兵馬にも注目したい。

<出走表>
1枠 1番 アウィルアウェイ  牝5、55.0kg、吉田隼人騎手、高野友和厩舎(栗東)
1枠 2番 レッドアンシェル  牡7、57.0kg、池添健一騎手、庄野靖志厩舎(栗東)
2枠 3番 ライトオンキュー  牡6、57.0kg、横山典弘騎手、昆  貢厩舎(栗東)
2枠 4番外モズスーパーフレア 牝6、55.0kg、松若風馬騎手、音無秀孝厩舎(栗東)
3枠 5番 ダイメイフジ    牡7、57.0kg、菱田裕二騎手、森田直行厩舎(栗東)
3枠 6番 ダノンファンタジー 牝5、55.0kg、藤岡佑介騎手、中内田充正厩舎(栗東)
4枠 7番 アストラエンブレム 騙8、57.0kg、杉原誠人騎手、小島茂之厩舎(美浦)
4枠 8番 エイティーンガール 牝5、55.0kg、酒井 学騎手、飯田祐史厩舎(栗東)
5枠 9番 インディチャンプ  牡6、57.0kg、福永祐一騎手、音無秀孝厩舎(栗東)
5枠10番 ラウダシオン    牡4、57.0kg、Mデムロ騎手、斉藤崇史厩舎(栗東)
6枠11番 カツジ       牡6、57.0kg、中井裕二騎手、池添兼雄厩舎(栗東)
6枠12番 セイウンコウセイ  牡8、57.0kg、幸 英明騎手、上原博之厩舎(美浦)
7枠13番 トゥラヴェスーラ  牡6、57.0kg、鮫島克駿騎手、高橋康之厩舎(栗東)
7枠14番 ダノンスマッシュ  牡6、57.0kg、川田将雅騎手、安田隆行厩舎(栗東)
7枠15番 マルターズディオサ 牝4、55.0kg、田辺裕信騎手、手塚貴久厩舎(美浦)
8枠16番 レステンシア    牝4、55.0kg、浜中 俊騎手、松下武士厩舎(栗東)
8枠17番 サウンドキアラ   牝6、55.0kg、松山弘平騎手、安達昭夫厩舎(栗東)
8枠18番 ミッキーブリランテ 牡5、57.0kg、和田竜二騎手、矢作芳人厩舎(栗東)


過去の戦績に注目
過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた芝の重賞において2着以内に入った経験のある馬だった一方で、この経験がなかった馬は3着内率2.7%と苦戦している。ちなみに、2015年1着のエアロヴェロシティは香港からの遠征馬で、JRAのレースに出走した経験がなかったが、2014年の香港スプリント(G1)を優勝した実績があった。2019年以前のレース、ローカル場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)のレース、ダートのレース、オープン特別や条件クラスのレースでしか連対していない馬は、評価を下げるべきだろう。
〇前年以降に4大場で行われた芝の重賞で2着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無   着度数    勝率    連対率     3着内率
 あ り   9-10- 9-76  8.7%  18.3%   26.9%
1枠1番アウィルアウェイ、3枠5番ダイメイフジ、3枠6番ダノンファンタジー、4枠7番アストラエンブレム、4枠8番エイティーンガール、5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、6枠11番カツジ、7枠13番トゥラヴェスーラ、7枠14番ダノンスマッシュ、7枠15番マルターズディオサ、8枠16番レステンシア、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ
 な し   1- 0- 1-71  1.4%   1.4%    2.7%

前走の着順別成績
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、前走の着順が5着以内だった。(6着以下だった馬は3着内率5.4%と苦戦)。前走好走馬が強いレースといえそうだ。
〇前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
5着以内 9-9-8-77 8.7% 17.5% 25.2%
6着以下 1-1-2-70 1.4% 2.7% 5.4%
2枠3番ライトオンキュー、3枠6番ダノンファンタジー、5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、6枠12番セイウンコウセイ、7枠14番ダノンスマッシュ、7枠15番マルターズディオサ、8枠16番レステンシア、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ

さらに、前走の着順が6着以下で、今回と同じ競馬場(2011年は阪神、2012年以降は中京)の重賞を優勝した経験のない馬は3着内率1.6%とより苦戦している。
〇前走の着順が6着以下だった馬の今回と同じ競馬場の重賞で優勝経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数   勝率  連対率 3着内率
 あ り  1-1-1-7   10.0% 20.0% 30.0%
1枠2番レッドアンシェル、2枠 4番外モズスーパーフレア、7枠13番トゥラヴェスーラ
 な し  0-0-1-63    0%  0%  1.6%

前走の単勝人気別成績
前走が国内のレースだった馬の前走の単勝人気別成績を見ると、1番人気だった馬が3着内率38.7%と優秀な成績を収めている一方で、5番人気以下だった馬は3着内率5.7%と苦戦している。
〇前走が国内のレースだった馬の前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気  着度数  勝率  連対率 3着内率
1番人気    4-5-3-19  12.9%  29.0%  38.7%
8枠16番レステンシア
2番人気~4番人気 5-2-4-40   9.8%  13.7%  21.6%
1枠1番アウィルアウェイ、1枠2番レッドアンシェル、2枠3番ライトオンキュー、3枠6番ダノンファンタジー、5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、7枠14番ダノンスマッシュ(前走香港スプリント、前々走3番人気)
5番人気以下  0-3-2-83    0%   3.4%   5.7%
2枠 4番外モズスーパーフレア、3枠5番ダイメイフジ、4枠7番アストラエンブレム、4枠8番エイティーンガール、6枠11番カツジ、6枠12番セイウンコウセイ、7枠13番トゥラヴェスーラ、7枠15番マルターズディオサ、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ
  計     9-10-9-142   5.3%  11.2%  16.5%

本レースの馬齢別成績
過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、年齢が6歳以下だった一方で、7歳以上だった馬は3着内率5.7%と苦戦している。なお、中京競馬場で行われた2012年以降の過去9年に限ると〔1・0・0・45〕(3着内率2.2%)、2016年以降の過去5年に限ると〔0・0・0・28〕(3着内率0%)である。7歳以上の馬は割り引きが必要だ。
〇年齢別成績(過去10年)
年齢     着度数  勝率  連対率 3着内率
6歳以下  8-10-9-97   6.5% 14.5% 21.8%
1枠1番アウィルアウェイ、2枠3番ライトオンキュー、2枠 4番外モズスーパーフレア、3枠6番ダノンファンタジー、4枠8番エイティーンガール、5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、6枠11番カツジ、7枠13番トゥラヴェスーラ、7枠14番ダノンスマッシュ、7枠15番マルターズディオサ、8枠16番レステンシア、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ
7歳以上  2-0-1-50  3.8%  3.8%  5.7%
1枠2番レッドアンシェル、3枠5番ダイメイフジ、4枠7番アストラエンブレム、6枠12番セイウンコウセイ

本レースの枠順成績
過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、枠番が1枠から4枠だった。5枠から8枠の馬は3着内率4.0%と苦戦している。1枠の馬は〔0・0・0・10〕(3着内率0%)だったが、どちらかといえば近年は内枠優勢。
〇枠番別成績(過去5年)
枠番      着度数  勝率  連対率   3着内率
1枠~4枠  3-5-5-27  7.5% 20.0% 32.5%
1枠1番アウィルアウェイ、1枠2番レッドアンシェル、2枠3番ライトオンキュー、2枠 4番外モズスーパーフレア、3枠5番ダイメイフジ、3枠6番ダノンファンタジー、4枠7番アストラエンブレム、4枠8番エイティーンガール
5枠~8枠  2-0-0-48  4.0%  4.0%  4.0%
5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、6枠11番カツジ、6枠12番セイウンコウセイ、7枠13番トゥラヴェスーラ、7枠14番ダノンスマッシュ、7枠15番マルターズディオサ、8枠16番レステンシア、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ

しかし、枠番が5枠から8枠でも3着以内に入った2頭は、前走の4コーナーの通過順が2番手以内、かつ前走の出走頭数が18頭だった。
〇5枠から8枠で前走が国内のレースだった馬の前走の4コーナー通過順、出走頭数別成績(過去5年)
前走の4コーナー通過順、出走頭数    着度数   勝率  連対率 3着内率
2番手以内、かつ出走頭数が18頭    2-0-0-4   33.3% 33.3% 33.3%
5枠9番インディチャンプ
3番手以下、または出走頭数が17頭以下 0-0-0-43    0%  0%  0%
5枠10番ラウダシオン、6枠11番カツジ、6枠12番セイウンコウセイ、7枠13番トゥラヴェスーラ、7枠14番ダノンスマッシュ、7枠15番マルターズディオサ、8枠16番レステンシア、8枠17番サウンドキアラ、8枠18番ミッキーブリランテ
  計                2-0-0-47    4.1% 4.1% 4.1%

前走の馬体重
過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走の馬体重が480キログラム以上だった。なお、前走がJRAのレース、かつ前走の馬体重が480キログラム未満だった馬で優勝したのは、現在のところ2009年のローレルゲレイロが最後であり、馬体重の重い馬を重視した方がよさそう。
〇前走、馬体重が480キロ以上の馬
2枠3番ライトオンキュー、2枠 4番外モズスーパーフレア、3枠5番ダイメイフジ、4枠7番アストラエンブレム、5枠9番インディチャンプ、5枠10番ラウダシオン、6枠11番カツジ、6枠12番セイウンコウセイ、7枠13番トゥラヴェスーラ、8枠16番レステンシア


☆優勝馬の前走の馬体重、前年以降に4大場で行われた芝の重賞での最高着順、前走の単勝人気(過去5年)
年次    優勝馬   前走の馬体重  前年以降に4大場で行われた芝の重賞での最高着順 前走の単勝人気
2016年 ビッグアーサー   524kg   2着(2015年京阪杯)       1番人気
2017年 セイウンコウセイ  500kg   2着(2017年シルクロードS)   4番人気
2018年 ファインニードル  488kg   1着(2018年シルクロードSほか)4番人気
2019年 ミスターメロディ  496kg   2着(2018年阪神C)       1番人気
2020年 モズスーパーフレア 494kg   1着(2019年オーシャンS)    2番人気
(参考 JRA HP 伊吹 雅也)
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(参考URL https://bunshun.jp/articles/-/43897)&(https://bunshun.jp/articles/-/43897?page=2
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