4/30 第167回天皇賞(春)(G1)の予想 [中央競馬2023]

今年4月22日にグランドオープンした新装京都競馬場で行われる最初のGⅠ。

(出走馬)
1枠 1番ジャスティンパレス 牡4 58.0kg CルメールJ、杉山晴紀T、三木正浩
1枠 2番ディープモンスター 牡5 58.0kg 浜中 俊J、池江泰寿T、DMMドリームクラブ(株)
2枠 3番タイトルホルダー  牡5 58.0kg 横山 和生J、栗田 徹T、山田 弘
2枠 4番メロディーレーン  牝7 56.0kg 幸  英明J、森田直行T、岡田牧雄
3枠 5番アイアンバローズ  牡6 58.0kg 坂井 瑠星J、上村洋行T、猪熊広次OW
3枠 6番アスクビクターモア 牡4 58.0kg 横山 武史J、田村康仁T、廣崎利洋HD(株)
4枠 7番ディープボンド   牡6 58.0kg 和田 竜二J、大久保龍志T、前田晋二
4枠 8番トーセンカンビーナ 牡7 58.0kg 岩田 望来J、加藤征弘T、島川隆哉
5枠 9番ヒュミドール    騙7 58.0kg 武  豊 J、小手川 準T、㈲サンライズ
5枠10番サンレイポケット  牡8 58.0kg MデムーロJ、髙橋義忠T、永井啓弐
6枠11番ディアスティマ   牡6 58.0kg 北村 友一J、高野友和T、㈲サンデーレーシング
6枠12番ブレークアップ   牡5 58.0kg 松山 弘平J、吉岡辰弥T、阿部東亜子
7枠13番ボルドグフーシュ  牡4 58.0kg 川田 将雅J、宮本 博T、㈲社台レースホース
7枠14番マテンロウレオ   牡4 58.0kg 横山 典弘J、昆  貢T、寺田千代乃
8枠15番エンドロール    牡4 58.0kg 永野 猛蔵J、青木孝文T、石川秀守
8枠16シルヴァーソニック  牡7 58.0kg Dレーン J、池江泰寿T、㈲社台レースホース
8枠17番アフリカンゴールド 騙8 58.0kg 国分恭介J、西園正都T、ゴドルフィン


【人気】※上位拮抗のレース
過去10年で馬連万馬券が出たのは一度だけで、優勝馬は全て4番人気以内だった。4番人気以内と5番人気以下では連対率・3着内率も大きく違っており、軸馬は4番人気以内の馬から選ぶのが無難。
単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気  成 績   勝率  連対率 3着内率
4番人気以内 10-6-6-18 25.0% 40.0% 55.0%
タイトルホルダー、ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、アスクビクターモア(※注 独自予想)
5番人気以下 0-4-4-119   0%  3.1%  6.3%


【前走成績】※前走4着以内が目安に
前走で4着以内に入っていた馬と5着以下に敗れていた馬とでは、好走率が大きく変わる。近年も、2021年2番人気4着のアリストテレス(前走・阪神大賞典7着)や、2020年3番人気6着のキセキ(前走・阪神大賞典7着)など、上位人気馬が期待に応えられなかった例もあるので、“前走4着以内”は取捨をする際のひとつの目安にしたい。
前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順  成績   勝率  連対率 3着内率
4着以内  9-8-10-75 8.8% 16.7% 26.5%
ジャスティンパレス、タイトルホルダー、ヒュミドール、ディアスティマ、ブレークアップ、ボルドグフーシュ、マテンロウレオ、エンドロール、シルヴァーソニック、アフリカンゴールド
5着以下  1-2-0-61  1.6%  4.7%  4.7%

【前走のレース】※好相性の前哨戦も限られる
過去10年の3着以内馬延べ30頭は、前走で表にある9レースのいずれかに使われていた。主要な前哨戦である日経賞と阪神大賞典、そして中距離GⅠの大阪杯(2016年まではGⅡ)から臨んだ馬の活躍が目立ち、これら3レースで1着だった馬は【5-3-3-10】の成績で、3着内率は50%を超えている。
主な前走別成績(過去10年)
前走       成績   勝率  連対率 3着内率
日経賞     4-2-3-43  7.7% 11.5% 17.3%
タイトルホルダー、アスクビクターモア、ディアスティマ
阪神大賞典   2-4-4-47  3.5% 10.5% 17.5%
ジャスティンパレス、メロディーレーン、アイアンバローズ、ディープボンド、サンレイポケット、ブレークアップ、ボルドグフーシュ、アフリカンゴールド
大阪杯     2-1-0-6   22.2% 33.3% 33.3%
マテンロウレオ
アメリカJCC  1-0-0-1   50.0% 50.0% 50.0%
なし
有馬記念    1-0-0-0   100% 100% 100%
なし
ダイヤモンドS 0-1-1-16  0%  5.6% 11.1%
トーセンカンビーナ、ヒュミドール
京都記念    0-1-1-5   0%   14.3% 28.6%
なし
日経新春杯   0-1-0-0   0%  100% 100%
なし
ドバイWC   0-0-1-1   0%   0%  50.0%
なし
注記: 大阪杯はGⅡ時代を含む
注記: 3着以内馬が出ているレースのみ掲載

【騎乗のジョッキー】※名手が春の盾を制す
過去10年で天皇賞(春)を制したジョッキーは7人。そのうち横山和生騎手を除く6人は既にJRA・GⅠを15勝以上しているベテランジョッキーだった。“長距離は騎手で買え”との格言どおり、GⅠ勝利数の多いジョッキーに注目したい。ちなみに現役騎手でJRA・GⅠを15勝以上しているのは、武豊騎手、C.ルメール騎手、M.デムーロ騎手、池添謙一騎手、横山典弘騎手、岩田康誠騎手、川田将雅騎手の7人だ。
主な騎手別成績(過去10年)
 騎手    成績  勝率  連対率 3着内率
武 豊    2-1-0-5 25.0% 37.5% 37.5%
ヒュミドール
蛯名正義  2-0-1-4 28.6% 28.6% 42.9%
C.ルメール 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
ジャスティンパレス
福永祐一  1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
横山典弘   1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
マテンロウレオ
岩田康誠  1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
横山和生  1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
タイトルホルダー
注記: 以上は、過去10年で勝利している騎手のみ掲載

【上記以外で現役のJRA・G1 15勝以上の騎手】
M.デムーロ騎手、川田将雅騎手
サンレイポケット(Mデムーロ)、ボルドグフーシュ(川田将雅)

【種牡馬から】※ステイ、ディープ、ハーツ産駒に注目
過去10年で産駒を連対させている種牡馬はわずか6頭しかいない。JRAの平地GⅠ最長距離となる3200メートルで好走するには、血統面の後押しも必要なようだ。3着以内馬の多い、ステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライ産駒は要チェックだ。
主な種牡馬別成績(過去10年)
 種牡馬      成 績   勝率  連対率 3着内率
ステイゴールド   4-1-1-11  23.5% 29.4% 35.3%
アフリカンゴールド
ディープインパクト 3-2-2-20   11.1% 18.5% 25.9%
ジャスティンパレス、ディープモンスター、アスクビクターモア、トーセンカンビーナ、ディアスティマ
ブラックタイド   2-0-0-0   100% 100% 100%
出走なし
ドゥラメンテ    1-0-0-0   100% 100% 100%
タイトルホルダー
ハーツクライ    0-5-2-16  0%  21.7% 30.4%
マテンロウレオ
キズナ       0-2-0-0   0%   100% 100%
ディープボンド
注記: 過去10年で連対馬を出している種牡馬のみ掲載

【重要な経歴】※菊花賞馬が天皇賞馬に
天皇賞(春)では、3歳時に菊花賞で好走していた馬の優勝が続いている。表にあるとおり、2015年以降の優勝馬延べ8頭中7頭は菊花賞馬で、残る1頭も同2着馬となっている。クラシック最長距離となる3000メートルの菊花賞で長距離適性を証明している馬は、天皇賞(春)でも有力だ。
優勝馬の菊花賞での着順(過去8年)
 年度 優勝馬     菊花賞着順
2015年 ゴールドシップ 1着
2016年 キタサンブラック 1着
2017年 キタサンブラック 1着
2018年 レインボーライン 2着
2019年 フィエールマン 1着
2020年 フィエールマン 1着
2021年 ワールドプレミア 1着
2022年 タイトルホルダー 1着
ジャスティンパレス(3着)、タイトルホルダー(1着)ボルドグフーシュ(2着)
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